痩せホルモンを出す方法の真実とは!

ダイエットを目指す方には必ず注目される「痩せホルモン」

そんなホルモンが人の身体にあるのでしょうか!?

今回は、この「痩せホルモン」の真実についての解説となります。

■ 痩せホルモンを意図的に出す方法があるのか!?

結論を先に言うならば「NO」です!

その理由は、人の身体に備わる機能で分泌されるホルモンなので、意図的に分泌させたり、分泌量を増やしたりすることは出来ないからです。

しかし、「痩せホルモン」とは何かを以下の内容から知り、ホルモンを効果的に働かせることは可能です。

また近年では、痩せホルモンを投与したり摂取したりすることで体重減少が確認されています。

■ 痩せホルモンとは?

人の身体は複雑で、命を維持するための様々な機能があり、その機能は多くの伝達物質やホルモンによりコントロールされています。

例えば、血糖値を下げる働きをする「インスリン」や、逆に血糖値を上昇させる「グルカゴン」などと呼ばれるホルモンがあります。

ひとの身体には多くの調整機能があり、上昇させる機能と低下させる機能の反する機能が必ず備わっていて、絶えずバランスを保ちながら身体を維持しています。

血糖値に調整関わるインスリンは、脂肪の蓄積にも関わるホルモンですが、逆の働きをするホルモンがあります。

それが「痩せホルモンの」とも呼ばれるホルモンです。

  • 脂肪を「増やさないようにする」
  • 脂肪を「減らす(消費)」

の働きをするホルモンが存在します。

脂肪が増える原因は、食事(摂取カロリー)とエネルギー消費のバランスの結果ですが、「痩せホルモンの」とは、摂取カロリーとエネルギー消費に関わるホルモンのことです。

そのホルモンとは!

  • インクレチン
  • レプチン

と呼ばれるホルモンのことです。

■ インクレチンの働きと痩せホルモンの真実

インクレチン効果

インクレチンは消化管ホルモンの総称で、以下のホルモンに分類されます。

  • GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1 (Glucagon-like peptide-1) の略)
  • GIP (インスリン分泌刺激ポリペプチド (glucose-dependent insulinotropic polypeptide, GIP)の略

これら2つのホルモンは、食べた物が小腸に送られて、栄養素の殆どが吸収され終わる小腸の後ろに届くと小腸から分泌されます。

小腸は6m程ありますから、5mを過ぎたあたりからですね。

分泌位置

小腸から吸収された糖分は分解されてブドウ糖となり血糖値を上昇させます。(食後の血糖値上昇)

GLP-1は膵臓からインスリンの分泌を促し、インスリンは消費されなしい余分なブドウ糖を肝臓に運び、肝臓はブドウ糖を脂肪細胞に変えて貯蔵します。

ここまでの説明ですと、なんだ!GLP-1が多く出るとインスリンが増えて脂肪が増えるのでは?

と勘違いされるでしょうが、そうではありません!

  • GLP-1は、同時に代謝を一時的に低下させて満腹感を与えます。(長くなるので省略しますが食後に眠くなるのはこのためですね。)
  • インスリンは、あくまでも余分なブドウ糖を貯蓄するので、脂肪の蓄積はこの量との兼ね合いであることもお忘れなく!
  • 良く言われる「過食=肥満」あるいは「糖質=肥満」の根拠ですね。

真実はここからです!

  • GLP-1は分泌されても、比較的に短時間でタンパク質分解酵素DPP-4により分解されてしまいます。
  • DPP-4は、インスリンの過剰分泌を調整している。

ということから、時間かけてゆっくり食事をすれば、分泌と分解が繰り返されて徐々に食欲が減り、食べすぎないで済む事になります。

食事は繊維質の物からゆっくりと食べる

 実は、GLP-1は脳の視床下部からも分泌されおり、CRH、オキシトシン、ネスファチン神経細胞を介しいて食欲を抑制することも生理学講座統合生理学部門の大学院 桂田健一氏、矢田俊彦教授らにより確認されています。

また近年、DPP-4により分解されないGLP-1受容体作動薬も薬剤として開発され、血圧のコントロールと体重減少に関する成果が多数報告されています。

GLP-1受容体作動薬は、注射として投与するものですが、そもそもは糖尿病の治療薬として開発されたもので、医師の処方により入手が可能です。(一般販売されていません)

■ レプチンの働きと痩せホルモンの真実

レプチンは、脂肪細胞から分泌されるホルモン様タンパク質で、脂肪量を一定に保つ働きがあるとされるホルモンです。

しかし、このホルモンの働きがあるものの節約遺伝子という逆の機能の働きもあり、現代人は運動不足や高カロリーの食生活から、常に肥満や糖尿病へのリスクを抱えています。

そこで、このレプチンの働きに着目して開発された成分があります。

DNF-10

それは、「酵母ペプチドDNF-10」と呼ばれる成分で、ダイエット効果が広く認知されている新世代のダイエット成分です。

酵母ペプチドDNF-10は、パンや清酒の製造で使われる酵母を原料とし、体内での脂肪合成抑制効果が確認されている他、食欲を増加させるホルモンである「グレリン」の分泌を抑制する効果も確認されているものです。

「酵母ペプチド」に期待される効果

  • 食欲抑制効果
  • 食欲抑制効果(カロリー制限)による長寿遺伝子活性化
  • 内蔵脂肪や皮下脂肪の減少

「酵母ペプチドDNF-10」臨床試験結果

この成分は、最近ではダイエット用サプリメントなどに配合されるようになり、一般にも容易に入手が可能です。

また、食欲を抑制するレプチンは睡眠時間との関係が解明されていて、睡眠時間が少ないとレプチン分泌は減少し、食欲を増進させるグレリンの分泌は増加します。

このことから、睡眠不足は過剰摂取による肥満を促進する原因の一つとされています。

正常な食欲を維持するには、質の良い睡眠を摂るようにすることが、正常なレプチンの分泌に繋がります。

十分な睡眠をとる

酵母ペプチドDNF-10を利用しつつ十分な睡眠をとることで、脂肪の減少や糖尿病予防への効果をより発揮させることに繋がります。

また、特に血糖値が低い食前の運動では有意に脂肪燃焼効果が期待できます。

■ 痩せホルモンの効果を半減させる食材

「痩せホルモン」の効果を半減させる食材は以下の通りです。

イタケ、納豆、塩麹、味噌、ヨーグルト、しょうが、大根、タマネギ、セロリ、ピーマン、パセリ、にんにく、パプリカ

これらは、タンパク質を分解する食物酵素を含み、食欲が増進されます。

■ まとめ

人の体内では、痩せホルモンと呼ばれているインクレチン・レプチンは、体内酵素として必要に応じて分泌され、逆にこれらの酵素の働きを半減させる別な酵素も存在しています。

つまり、身体の生命維持反応として分泌されているホルモンなのです。

ですから、意図的に分泌させることは出来ません。

しかし、最近の医学や化学の進歩により多くの生命維持反応が解明され、同様の働きをする成分や薬剤が開発されています。

これは、GLP-1受容体作動薬や酵母ペプチドDNF-10などの薬剤や成分ですが、これらを利用して肥満の改善に利用したり、糖尿病の治療や予防に利用されるようになりました。

このページの先頭へ