イチョウ葉エキスの記憶力改善効果について!

イチョウの葉イチョウ葉エキスの成分で、記憶力を改善する効果が期待できるとされる成分は「フラボノイド」と「テルペンラクトン」です。

ここでは、イチョウ葉エキスの効果について詳しく確認しておきましょう。

 

■ イチョウ葉エキスの関係成分と働き

では、「フラボノイド」と「テルペンラクトン」の働きや関連内容について説明します。

○フラボノイド配糖体

  • 血液の流れを改善する働き
  • 動脈硬化の予防への働きかけ

フラボノイドの体内での作用は、主に上記の働きをすることが知られていますが、ポリフェノールとも呼ばれることが一般的です。

これら血流の維持や改善作用は脳の活性化につながるとされている他に、体内でのエネルギー生産過程で発生する活性酸素の産生を抑制することも知られています。

ゴースト血管と呼ばれる血流が滞る状態では、細胞は死滅してしまいますから脳細胞も決して例外ではないのです。大切なことは、血管年齢を上げないように柔軟な血管を維持し、身体全体の毛細血管まで血流をとどけることです。

フラボノイド類として確認されている成分には、以下の成分も含まれます。

・アントシアニジン
・アントシアニン(アントシアニジン配糖体)
・フラバノン
・ナリンゲニン
・フラバン
・カテキン
・フラボン
・フラボノール
・ケルセチン(代表的なフラボノール)

○テルペンラクトン

  • 血栓の予防への働きかけ
  • 活性酸素から細胞を守る

この抗酸化作用は、神経細胞の保護につながることから脳細胞へのダメージを抑制する効果が期待できます。
(イチョウ葉エキスEGb761はヒドロキシラジカル、ペルオキシラジカル、スーパーオキシドラジカルに対して消去作用を示すことが知られている)

なのでイチョウ葉エキスに含まれるこれらの成分は、認知機能の一部である記憶力としての「見たり聞いたりした情報の記憶と、
それを思い出す機能」を維持することが報告されています。

イチョウの葉や銀杏は、日本では健康食品として知られていますが、ドイツやフランスでは医薬品として利用されており、この材料となるイチョウ葉は日本からも輸出されています。

ですが薬効作用が期待できる反面、イチョウの葉や種子である銀杏にはアレルギー物質(ギンコール酸)が含まれていますから、食べすぎると人によってはアレルギー反応として、腹痛、下痢、嘔吐を起こす場合がありますので注意が必要です。

■ 注意すべき内容

ちなみに、ギンコール酸は食べない場合でも、皮膚炎を引き起こす成分の1つです。

乾燥中のイチョウ葉には0.7~1.6%ほど含有している一方、銀杏(種子の部分)にはほとんど含まれておりませんが、外種皮(果肉に当たる部分)には葉の5倍程度の濃度で存在しますので、特に取り扱いには注意が必要な部分です。

ギンコール酸を100%除去することはできません。

商品化されたイチョウ葉エキスは、含水アルコール可溶性成分(ギンコール酸は水に解け易い)をイオン交換樹脂に通して除去して生産しているのが一般的ですが、ギンコール酸を100%除去することはできません。

微量なギンコール酸が残留していますが、アレルギー症状が起こらないとされる、安全なギンコール酸濃度はエキス中で5ppm 以下とされています。
出典 国民生活センター イチョウ葉食品の安全性~アレルギー物質とその他の特有成分について考える~より

ですが摂取する場合は、1日の摂取量を間違えないよう注意しましょう。

■ 毎日の摂取量について

1日の摂取量としては、120mgが目安とされされています。

また認知症や耳鳴りなどの特段な症状の改善目的で摂取する場合は、1日の最大摂取量が240mgまでであれば過剰摂取にはならないともされています。

現在は、消費者庁へ届け出許可された機能性表示食品が多くあります。

また価格も安いものから高額なものまで幅広くありますが、有効成分の配合がきちん表示された信頼できる商品を選ぶ事が大事です。

機能性に関する届出者の評価

標題:イチョウ葉の記憶に関する研究レビュー

目的:イチョウ葉(機能性関与成分:イチョウ葉フラボノイド配糖体、イチョウ葉テルペンラクトン)の摂取が記憶に及ぼす影響を検討した研究を調査することにより、イチョウ葉が記憶(知覚・認識した物事の想起)に対する効果を有するか否かについて検討することを目的とした。

背景:イチョウ葉は認知機能(記憶は認知機能の一部)に対する効果があり、いくつかの国と地域では認知症の処方薬としても利用されている。しかし、疾患に罹患していない人の記憶に対する効果については明確にされていないことから、本研究レビューでは、イチョウ葉が記憶に及ぼす効果について検討することとした。

レビュー対象とした研究の特性:イチョウ葉による記憶に関するランダム化比較試験の日本および海外文献について、文献の出版年に制限を設けず検索した(検索日2015/2/3)。

ここで該当した論文を疾患に罹患していない人を対象とし、利益相反情報等に明らかな問題の認められなかった論文のみに絞り込んだ結果、最終的に該当した論文は4報であった。なお、該当論文で使用されている試験食品(イチョウ葉)は、当該製品と同じ規格のものに限定した。

また評価対象論文は、従来当該製品の摂取目安量とされてきた、120mg以内の摂取試験が実施されているものに限定した。(ただし、複数の摂取量を設定している試験における、240および360mg摂取群も評価対象とした。)対象者30-79歳までの男女であった。

主な結果:研究内容をまとめた結果、記憶に対して4報中3報で効果が認められ、1日摂取量は80~120mgであった。なお、複数の試験食品摂取群では、120mg群に加えて240および360mgも効果が認められた。

科学的根拠の質:評価対象論文は、4報中3報が、イチョウ葉の記憶に対する有効性を示した。それらの論文では摂取量は80または120mgで効果が認められていることから、少なくとも1日あたり80mg以上のイチョウ葉を摂取することにより、記憶を高める作用が期待できると考えられた。

評価対象論文では科学的に確立された記憶の評価法として、知覚・認識(想起)の正確さが調べられた。したがって、得られた結果を的確に示す文言として「記憶の精度を高める」という文言を届出表示に使用した。

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