60代から始める骨密度対策には思わぬ食材に効果を発見!

骨ケア

60代になってからの骨ケア(骨強度対策)は、なかなか大変なのですが骨を理解していれば遅くはありません。

ですが、解って「いる」と「いない」では結果は大きく異なります。

骨の健康の話しになると、決まって「毎日きちんとカルシウムの摂取をしましょう!!」などという話になります。これは間違いではありませんが、こと60代ともなると話は変わってきます。

どう変わるかと言いますと、身体の老化のことにも目を向けなければならなくなります。

意外にも、この老化を補う「あるもの」が老化による骨密度の減少を補う働きをするというのです!!

あるモノとは何か!

ところで、貴方は自分の骨密度を知っていますか?

今まで一度も骨密度を測定したことがなく、自分の今の骨密度を知らないという方は現状を知ることから始めてください。

特に女性は閉経後のホルモンバランスの変化から、骨密度が低下している可能性があるので、出来るだけ早いうちに自分の骨密度を測定しておきましょう。

50代の早いうちから骨密度が低下していると、60代では更に骨がもろくなり骨折しやすくなってしまう、骨粗鬆症になりやすくなっています。

ですから、60代になったら必ず自分の骨密度を知っておくことをお勧めします。

50代から骨密度を測定する前に注意すること知っておくこととは!

 

60代で何故骨ケアが難しいのか!

骨密度は20歳前後をピークとして、加齢に合わせて減少します。

ですから、若いうちから減少させてしまうと、早い時期に骨強度が弱くなり骨折リスクが高まります。

○ 難しい理由-1

ちなみに骨強度とは、骨密度が70%で骨質が30%で決まるとされています。

つまり、骨密度(骨量)+骨質=骨強度(骨の強さ)

ですから60代では、この骨質にも配慮する必要があります。

骨密度比較

骨の成分と言えば直ぐにカルシウムと思いますが、カルシムばかりではありません。

実は、カルシウムとコラーゲンとよばれているタンパク質が結合してできています。

コーラゲンは美容成分として良く知られていますが、身体のさまざまな部分に存在し、細胞の骨格を形成する重要な働きしている成分です。

骨細胞に於いてもコラーゲンなしでは、丈夫な骨(骨質)を作ることができません。

骨の細胞を規則正しいきちんとした配列に形成する、言わば骨組みを形成する働きをしています。

  • 骨の構造は、リン酸カルシウムの1種であるアパタイトと、コラーゲン線維とが規則正しく並んだ形をしています。
  • 骨の成分比率は、カルシウムなどのミネラル類とコラーゲンとで、約50%ずつの割合です。

コラーゲンの減少カーブ

ですが残念なことに、コラーゲンは20歳頃をピークに年齢とともに減少し、50歳前後で半分になり、60代では75%も減少してしまい、このことが、60代での骨ケアを難しくしている大きな原因なのです。

でも大丈夫です。

あるものが、1週間でなんと20%近くコラーゲン量を増加させることが明らかになっています。

○ 難しい理由-2

次に丈夫な骨を目指すことを難しくしている原因は、腸の吸収機能の低下です。

加齢によりどうしても小腸での吸収力が衰えてきます。

加えて食が細くなる為に、カルシウムやタンパク質の摂取量も不足しがちになります。

ですから、60代からは余程意識して骨ケアをしないと、骨密度の改善に繋がらないのです。

ということで、牛乳を毎日飲んでいます!と答える人が多いのですが、実は牛乳は骨密度の低下を加速させていることを
ご存知でいたでしょうか?

こちらの記事で詳しく説明しています。⇨ 「骨密度を上げるには3つの新手法があつた」

カルシウムの1日の摂取量は、中年以降の女性なら一日に1,000ミリグラム(1グラム)が必要です。

しかし、カルシウムは他の栄養素と比べて大変吸収しにくい栄養素なので、加齢による小腸での吸収力の低下は益々カルシウムの吸収が難しくなります。

このことが骨密度の低下を加速させ、丈夫な骨を取り戻すことを難しくしているのです。

そこで、意識的に改善しなければならないのが食べ合わせのことです。

60代では、カルシウを多く含む食材と他のどんな食材と組み合わせるかという「食べ合わせ」に大きく関わっているのです。

骨密度を上げる食材について!

60代からの骨ケアはどうすれば良い?

60代から骨ケアを難しくしている原因について説明してきましたが、その理由の大きくは老化による身体の機能低下です。

もっとも骨密度や骨質の低下も老化現象なのですが、必要以上に骨の老化が進行していることが問題なのです。

つまり、ここでの骨のケアとは過度な骨老化の進行抑制と改善と言うことになりますが、人の身体は複雑にできていて、多くのバランスの上に成り立っています。

言い換えると、このバランスの乱れが骨の老化を加速させていると理解しておきましょう。

そのバランスの乱れが、

  1. コラーゲンの減少
  2. 小腸機能の低下

ということになります。

60代からは、特にこれらのことを意識して改善して行く必要があるのです。

○ コラーゲンの減少を補う方法!

その方法とは酒粕です。

金沢工業大学バイオ・化学部 応用バイオ学科  尾関健二教授の研究室では、日本酒の主成分で、麹菌によって生成される「α-エチル-D-グルコシド」(略称「α-EG」)に
2つの新規保湿機能があることを発見し、2015年2月に修士論文として発表されています。

その後の研究が更に進み、2018年1月にはコーラゲンの増産効果がNHK「あさイチ!」で放送され、改めて大きな反響となっています。

以前から、日本酒の旨味成分であるα-エチル-D-グルコシドは肌の保湿機能を高めることは知られていましたが、なんと肌に塗布しただけでも15分~2時間程で肌の保湿機能が増すとしています。

これは、「α-EG」が線維芽細胞に直接働きかけ、コラーゲンの生産を促すことを解明した内容です。

お酒を絞り出した酒粕には「α-EG」が凝縮されており、毎日50gの酒粕を2週間食べ続けると、肌のコラーゲン量が20%近くも増えると放送されたことから、大きな反響となったようです。

また、食後30分後の指先温度変化も確認され、血流促進と代謝の向上も期待できるとしています。

幸いなことに、「α-EG」は調理による熱で失われることはありません。

カルシウム分の多い食材と一緒に酒粕を料理に加え、効果的な骨ケアを実践して見てはいかがでしょうか!

 

論文の概要

「α-EG」が0.03%という低濃度でも水分保持効果が得られることを発見。さらに長期間の使用でなくても、15分から2時間という短時間で速効性のある水分保持機能(水分蒸発を抑える機能)があることを発見。

(従来の研究では、「α-EG」は肌の角化の促進により水分の蒸発を抑制する長時間での保湿効果が知られていました)

飲用や外用(塗布)でも、0.00001%(0.48μM。μM:マイクロモル)という非常に低濃度の「α-EG」が表皮の真皮層にある主要な細胞数(線維芽細胞数)を増やし、真皮内で保湿効果が高いコラーゲンの生産量を増やすことを発見。

コーラゲンは軟骨成分としても必要な成分で膝関節痛の改善でも注目されていますが、腰痛や膝意外の関節痛などにもコラーゲンの減少は防がなくてはならないものです。

しかし、麹菌の働きで生まれる旨味成分「α-EG」の働きは、やはり小腸の吸収力にかかっています。

毎日、酒粕を入れた調理は面倒だという方は、酒粕の成分を凝縮したサプリメントを利用すると簡単ですね。

 

アンチエイジング

 

○ カルシウムの吸収を助ける驚きの食材!

それはレモンなのですが、レモンに含まれ得る成分が丈夫な骨を作る上で、とても効果的だとしています。

第70回日本栄養・食糧学会大会(2016年5月)でのサッポロホールディングス(株)の発表では、レモンの機能成分(クエン酸によるキレート作用)が報告され、中高年女性の骨密度の改善作用が発表されました。

マウスによる実験でも、クエン酸ナトリウムを5%加えた溶液投与を行うと、血中カルシウム量の増加が確認され、また、骨形成に必要なカルシウム成分を輸送する遺伝子の働きが、クエン酸濃度に比例して増すことも確認したとしています。

つまり、レモンに含まれるクエン酸ナトリウムは、小腸でのカルシウム吸収を増加させ、更に骨を形成する骨芽細胞へのカルシウム輸送能力も増加させるというものです。

また、県立広島大学理学療法学科/附属診療センター 原田俊英教授・飯田忠行教授らからも、同様の報告がされています。

その内容は、骨密度が低下した60代女性にある食べ物を加えたカルシウム飲料を摂取してもらったところ、3か月で骨密度が2.4%上昇したとの発表があります。

ある食物とは「レモン」なのですが、レモンの栽培量は広島が日本一で、生産地である大崎上島の農家の女性は、78歳にして縄跳びを30回も跳んだとして話題にもなりました。その4人の骨密度を測定すると、いずれも実年齢より若い骨密度だったとのこと。

骨密度上昇の2.4%はどの単位を基準にしているのか定かではありませんが、もしBMD値(1cm2当たりのカルシウム量)だとすれば、驚異的な増加だと言えます。

また、東京慈恵会医科大学整形外科 斎藤允氏らの研究報告では、骨折しやすい人の体内には、ビタミンB6などが少ないという傾向が見られるとしており、これは体内にビタミンB6やB12と葉酸が不足していると、ホモシステインが増えて、骨コラーゲンの劣化や骨細胞の結合を弱めるとの報告がされています。

○ レモンの成分の効果が絶大!

体内にビタミンB6やB12、あるいは葉酸が不足していると、ホモシステインが増えて血液中にあふれ出ます。すると活性酸素の影響で血管が硬くなり動脈硬化を促進されるばかでなく、骨の強度を低下させてしまいます。

レモンには、これらビタミンB6やB12と葉酸がたっぷりと含まれていますから、血液中のホモシステインを排出してくれます

つまり、レモンはカルシウムの吸収を活発にし、骨の劣化を抑制するという骨にはとても有り難い食材なのです。

60代から始める効果的な骨ケア方法(まとめ)

60代からの骨ケアに向けて、いろいろな根拠のある内容を紹介してきましたが、内容をまとめると次のようになります。

健康な骨に必要なコラーゲン量を増加させるために、 酒粕に含まれる「α-EG」の働きを利用し、骨量と骨質を維持向上させる。

レモン成分を利用して、骨細胞の劣化とカルシウムの吸収力を増加させる。

多くの医療機関や研究報告によると、この2つの食材を食習慣として取り込みことで、高齢でも骨密度の改善はかなり期待できるようです。

ですが、同時に質の良いカルシウム分の摂取も必要です。

良い食材や、注意点などについは以下の記事を参考にしてください。

骨密度を上げるには驚きの3つ新手法があった!

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