「物覚えが悪い」は改善できるのか!?

ご存知ですか?

物覚えの悪い人は、想像力が乏しい傾向にあることを!

想像力は、過去の経験や得た知識から、現在の事を理解したり、先の状態を予測したりするものですが、これには頭の中でイメージされる映像や音声なども大きく関与します。

この想像力は記憶力と大きく関係しているかも知れません。

■ 情報を記憶するには!

人が情報を蓄積する時は、一時的に大脳皮質側頭葉の奥深くにある海馬と呼ばれる部分に蓄積されます。

情報は視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚などの五感を通して入ってきますが、入ってきた情報を正確に覚えるには、それがどのような物や内容であるのか正確に理解することから始まります。

赤丸

例えば視覚で赤い丸を見たとします。

一般的に「赤い丸だなー!」と見る人がほとんどです。

しかし、同じ赤でも明るい赤色と暗い赤色がありますが、このどちらの赤色であったかまで覚えているでしょうか?

さて、単純に「赤い丸だなー!」と「明るい色の赤い丸だなー!」では、どちらが長く記憶としてとどまるでしょう?

答えは、「明るい色の赤い丸だなー!」と感じた方が、長く記憶にとどまります。

「明るい」という記憶要素が増えたにも関わらず、映像的な印象が加わったことで、赤い丸を見たことを覚えているのです。

■ 映像を付加すると忘れにくい!

更に、この情報に「いつ」「どこで」「どのように」などの情報を加えるとどうでしょう!

コメリ看板

例えば、どうして欲しいものがあり、それは初めて行くショップにしか売っていないとします。
そして、そのショップの真向かいにホームセンターがあります。
店員にいろいろと質問しながら、無事、買い物を済ませて帰宅しました。

この出来事を貴方は、どのように記憶していますか?

整理すると

ショップまでのルートと到着までの様子などと、ショップの店構え周辺の様子・店員の顔や感じた雰囲気などでしょう。

細かく上がれば無限大の情報が蓄積されています。

おそらく帰宅直後には、見たもの聞いたもの感じたものの全てを記憶していることでしょうが、しかし、Ⅰヶ月後には細かな情報は忘れてしまうものの、ショップがコメリの真向かいにあることや、店員の雰囲気やなんとなく顔も覚えていることでしょう。

貴方の記憶の中には、看板を見ただけでコメリとわかる情報が蓄積されています。
もし、この蓄積がなければⅠヶ月後には忘れているかもしれません。

このコメリの情報は、大脳皮質の蓄積情報で、ショップに到着した段階で、コメリの看板が視覚に入った瞬間に、大脳皮質の記憶情報が引き出されコメリと認識されて、ショップ情報に紐付けされ海馬に記憶されます。

同様に、明るい色の赤と暗い色の赤を記憶していなければ、赤い丸としか認識されないことになります。

一般的に人が情報を記憶する場合、得た情報を理解することで記憶しますが、この理解するとはどうゆうことでしょう。

見たもの聞いたものなどの情報は、大脳皮質に蓄積された情報と比較参照して、類似する情報を引き出します。
引き出した類似情報を、今見た情報に紐付けして記憶しています。

つまり、今見た情報とコメリの情報が繋がっていることになります。

これは、「コメリの近くのお店」というキワードで思い出そうとすると、このショップが引き出されることになり、同時に思い浮かんだショップの映像が頭の中でイメージされます。

「コメリの看板」と聞いた時に、頭の中に看板の映像が浮かぶ時も同様で、物を覚える時には、必ず映像情報を付加して覚えようとすると、忘れにくくなります。

逆に、映像情報を付加されない情報は、記憶に留まりにくいことも事実です。

■ 初めての事は忘れない!

何それナニナニ!

初めて見るものは、それが何であるか知ろうとする本能が働きます。好奇心とか、興味とか、関心、などの言葉で表現される感情のことです。

当然、初めて見るものですから、大脳皮質には蓄積情報が存在しません。なので人の身体は、それが何であるか(危険ではないのか?)、いち早く知ろうとする感情が生まれるようになっています。

この感情が生まれた時に得た情報は、絶対に忘れることはありません。

■ 物覚えが悪いのは何故?

毎日、食べることが出来る現代人、生命の危機に直面することの少ない現代人は、世代を繰り返すたびに記憶回路が、貧弱になっているのかも。

だから、勉強して記憶力を保つ努力を怠ってはなりません!!

日常の出来事もきちんと理解解釈して、映像や音などの情報も含めて覚えるようにする努力を怠ってはならないのです。

”ふんわり・ぼんやり”とした毎日ではなく、緊張感をもって反応する日々でなくてはなりません。

人から何かを言われた時、なんとなく聞いているのではなく、どのような気持ちで話しているのか?など、話している時の表情や言葉の強弱など、視覚や聴覚などを最大限に働かせる緊張感があれば、忘れることはないでしょう。

■ 音声情報も記憶するのは重要!

文章を読むときも、小声でも良いので声をだして読むと良い!よく聞く

あの人の話は聞きづらい!ということがあります。

聞きづらい!=理解出来ない!=記憶に残らない!

一番、聞きやすいのは自分の声のはず。自分の声は音声情報として、直接、脳に響きます。

例えば、人の顔が見えず声だけを聞いた時、だれの声か判断出来るとその人の顔が頭に浮かびます。

これは、映像情報と音声情報が紐付けされて記憶されているからです。

ですから文章を読む時は、声に出して読むと、書かれている言葉を過去に自分が話したことと紐付けされている情報から、理解しやすくなります。

理解することができれば、忘れにくくなります。

■ 慢性的に記憶力が悪い場合

記憶力が悪い、何かを思い出せない!

こんな状態が、日常的にあるようであれば、認知症の疑いがあります。早期に診断を受ける必要があります。

自分はそんなことはナイ!と、放置すると、日常生活に支障を起こすようなことになるかもしれません。

日常の些細なことが思い出せないことが頻繁にあるならば、認知症の初期段階を疑ってみる必要ははあります。

  • 家族の顔を見ても誰だかわからない!
  • 自分の家がどこだか思い出せない!

こんな認知症になったら大変です。

認知症の種類はいろいろとあり、アルツハイマー型の認知症、脳血管性認知症、レビー小型認知症、前頭側頭型認知症などなどと多くの種類に分類されています。

この中でもっとも多いのが、アルツハイマー型の認知症で、全体の60%を占めています。

この認知症は、脳内にアミロイドβタンパク質(タウ)が沈着することで脳の萎縮、海馬の萎縮がおこり、記憶障害や見当識障害を発症するものです。

症状としては以下のように多岐に渡ります。

  • 記憶障害、約束事を忘れる、物の場所を忘れる、道に迷う
  • 実行機能障害(うまく動作行動が出来ない)
  • 見当識障害(日付、曜日、場所、がわからない)
  • 失認、失語、失行
  • 精神症状として、不安、妄想、焦燥、幻覚、迎うつ
  • 行動症状として、徘徊、多動、暴言、暴力、収集癖、介護拒否、不潔行為

このような症状が現れた場合はかなり重症で、病状はかなり進行していて、こうなってからでは回復は困難です。

しかし、いきなりこのような症状に至るものではなく、前述のように、物覚えが悪いことからはじまり、日常の小さなことでも、アレ!と思うようなことが頻繁に起きるようなってきます。

今日では、認知症の進行を抑える治療薬もあるので、このような症状が確認できる方、覚えのある方は、是非にも早めの診断を受けることをおすすめします。

若年性の認知症も増えていることから、健康診断の診断項目に加えるべきではないかと思っています。


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